先日のバードフェアの帰り道。
「陶の風鈴の発想は、どこから?」と鳥友さんからの質問。
風鈴といえば、ガラスのイメージですもんね。
さかのぼること、5月。
3月の震災があった後、何か自分もしなければと、
気持ちばかりが焦り、被災地や被災鳥のための募金や、
宮城県にお住まいのキビタイボウシの元気君と、
元気君のママ、hakoさんの無事をずっとお祈りしていました。
その後、ご無事だとの知らせが届き、本当に嬉しかったのですが、
私は、同じ鳥さんを愛する者として、
hakoさんに何もしてあげられなかったと、
ずっと心にひっかかっていました。
4月は余震に脅えながらバタバタと過ぎていき、
5月は原発問題で計画停電、今年は節電の夏と言われはじめ、
暑い夏になりそう・・・ならば風鈴を制作して、
気持ちだけでも涼んでいただきたい、と思ったのが、
風鈴を制作しようと思ったきっかけです。
陶芸は、はじめて作る物って、なかなかうまくいかず、
何度も試して仕上げていくことが基本なので、
仕上がった時にはすでに7月。。。
それでも、夏に間に合ったのでお送りすることが出来ました。
その後、とても喜んでいただけたので、本当に嬉しかったです。
元気君と風鈴の写真を送ってくださいました。
風鈴が鳴ると、元気君はカエルの歌を歌いだすそうです。
そして周りが笑顔になり、元気いっぱいの元気君が、
皆を楽しい気持ちにしてくれる・・・何より嬉しいエピソードでした。
これはhakoさん用の器ですが、元気君が覗き込んでいます。
何か入れてもらえると思って、待っている様子です。
愛鳥家の皆さんなら、わかりますよね。
小さな鳥さん、大きな鳥さん、種類や大きさに関係なく、
我が家の鳥さんのしぐさに微笑んでしまうこと。
そして、そんな日常の暮らしが一番幸せなんだということを。
元気君&hakoさん、ありがとうございました♪
そしてもう1枚。
はるみさん宅のゆうちゃんとモモ風鈴。
P-worksのWebshopでお求めいただきました。
陶だから、「コロンコロン」って低い音がするのかな?と思ったら、
「チリンチリン」ときれいな高い音がすると、驚かれていました。
そうなんです。チリリン・・・と、涼しげな音がします。
お手にとって、実際音を聞いていただくのが一番良いのですが、
Webshopで、それが出来ないのがとっても残念。
暑い夏に鳥さんと涼を楽しんでいただけると嬉しいです。
ゆうちゃん&はるみさん、ありがとうございました♪
* * *
可愛い愛鳥さんと作品が一緒に写っている写真。
そして写真に添えられたエピソードは、大切な私の宝物です。
